愛知県名古屋市昭和区
藤成通1-12
TEL・FAX 052-853-1961


骨董品の買取は名古屋の
「古美術こもれび」へ
森村宜稲 『黄初平』  商品番号:k1237
 
 
    
黄初平とは葛洪『神仙伝』に載る仙人の一人
 
「叱石成羊」 石を叱して羊と成す 〜 神仙伝より 〜
黄初平は年十五、家羊を牧していた
ある道士が初平の良謹なつとめを見て、金華山の石室の中につれて行き 40年家のことをすこしも考えなかつた
初平の兄、初起は 弟をさがし ある市で占いのよくあたる道士に占わせたところ 道士曰く、「金華山中に羊を飼っている児がある それはお前の弟かどうかはわからない」
初起は道士とともに尋ねると 弟であつたので喜び 「さて羊はどこにいるか」と聞くと 初平は「近くの山の東にいる」という
初起が往つてみたが羊は一匹も見えず ただ無数の白石があるにすぎない
還つてきて羊は一匹もいないというと 初平は「いや羊はおります ただ兄さんが見えないだけだ」といつて すぐに兄をつれて往き 大声で「羊よ起きろ」というと白石が皆起きて 数万の羊となつた
 
作家 森村宜稲
題名 『黄初平』
略歴 もりむら・よしね 明治4年(1871年)〜昭和13年 名古屋梅園町生まれ 日比野白圭、木村金秋に師事 文展入選 帝展推薦 古典絵画研究などで美術振興にも尽す
価格 御買上済
詳細 紙本 共箱 二重箱 軸先:象牙
全体巾:63cm
本紙巾:48cm
全長:約135cm
状態 本紙、表具ともに若干シミがみられますが、
鑑賞に支障ありません